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有明海漁業被害に対する総合的対策の早期実施に対する要望(平成13年6月20日)

  全国市長会は、平成13年6月20日、国に対し「有明海漁業被害に対する総合的対策の早期実施に対する要望」を提出しました。



有明海漁業被害に対する総合的対策の早期実施に関する要望


 有明海は、近年、赤潮の頻発や底生生物の激減に見られるように漁場環境が悪化してきているが、特に今漁期は植物プランクトンの異常発生により、ノリ養殖業をはじめとして未曾有の凶作となり、壊滅的な打撃を受けるに至っている。
 このため、沿岸地方自治体では、漁業関係者への支援策等を懸命に講じているところであるが、漁場環境が現在のまま推移すれば来期以降の漁業生産の見通しも立たず、極めて厳しい状況に追い込まれることとなり、地域経済に及ぼす影響も多大なものとなることが懸念される。
 よって、国は、不漁原因を早期に解明し、その対応策を緊急に実施しつつ、漁業関係者及び関連中小事業者への支援措置並びに沿岸自治体への財政支援措置を速やかに講ずるとともに、有明海の再生による水産資源の回復や環境保全等のための総合的施策を早急に実施されたい。
 以上、要望する。

平成13年6月20日
 

全 国 市 長 会