10月24日、厚生労働政務三役と地方の代表による「国民健康保険制度の基盤強化に関する国と地方の協議」が開催され、本会を代表して国保特別委員長の岡﨑・高知市長が出席した。
冒頭、小宮山・厚生労働大臣からあいさつがあった後、まず厚生労働省から、市町村国保の現状等について説明が行われるとともに、国保の財政基盤強化策と財政運営の都道府県単位化についての主な論点(案)(資料4参照)が示された。
その後、意見交換が行われ、岡﨑・高知市長からは、別添意見を提出したうえで、特に、①市町村国保は危機的状況であり、この状況を放置すれば、国民皆保険制度の最後の砦である国保は崩壊し、我が国の医療保険制度は維持できなくなること、②将来にわたり持続可能な制度とするためには、国の責任を明確にしたうえで、財政基盤の拡充・強化を図るとともに、都道府県を主体とする広域化が不可欠であること、③国保の財政基盤強化については、一体改革において示されている「低所得者保険料軽減等の拡充等の2,200億円」を確実に確保したうえで、国が更なる財政基盤の強化を図り、実効ある措置を講じること、④本会がかねてから一貫して主張している国保の都道府県単位の広域化については、財政基盤強化と併せて避けて通ることの出来ない重要な課題であり、着実に取り組んでいくべきであること等について発言した。
(別添) 国民健康保険対策特別委員会委員長 岡﨑・高知市長提出資料
【会議資料】
・議事次第
・協議会名簿
・資料1 「国民健康保険制度の基盤強化に関する国と地方の協議」の開催について
・資料2 市町村国保の現状等について
・資料3 社会保障・税の一体改革成案(抄)
・資料4 主な論点(案)
・資料5 「国民健康保険制度の基盤強化に関する国と地方の協議」に係るワーキング・グループにおける主なご意見
・資料6 福田栃木県知事提出資料
・資料7 岡﨑高知市長提出資料
・資料8 齋藤井川町長提出資料
国民健康保険対策特別委員長の岡﨑・高知市長(左側)と福田・栃木県知事 |
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国民健康保険対策特別委員長の岡﨑・高知市長
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小宮山・厚生労働大臣(左側)と辻・厚生労働副大臣
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