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「内閣総理大臣と市町村長との頑張る地方応援懇談会」に山出会長が出席(平成19年1月16日)


 政府は、「内閣総理大臣と市町村長との頑張る地方応援懇談会」を開催した。本会からは、会長の山出・金沢市長が出席した。
 総理からは、冒頭、次のとおり挨拶が行なわれた。
 「美しい国づくりのためには、地方の活力がなければ国の活力は生まれない。そのためにも、地方分権を着実に進める必要がある。地方が責任を持って伝統文化を生かすなどして、まちづくりを行なっていくことが重要であることから、地方の頑張り、都市と地方の交流などを国が応援するプログラムを作るよう指示をした。このたび、地方の皆さんが頑張れば、その頑張りに対して国が応援するというプログラムを作ることができた。地域に生活している皆さんが地域で頑張ろう、地域を信じて未来を見つめていこうとする取り組みを応援していきたい。」
 山出会長からは、税源移譲や好景気の影響で税収は伸びているが、地方では厳しい財政状況が続いている。そのなかで、各自治体は行財政改革努力をしつつ、企業誘致や住みやすいまちづくりにむけて懸命の努力を行なっている。しかし、人口減少や少子高齢化などで頑張りきれない自治体もある。また、分権化のなかで、地方が独自に頑張ることのできる地方財政の仕組みを作ることが必要である。ただし、交付税を補助金のように扱うことは慎重に配慮願いたい。さらに、地方の頑張りのためには国の行革や関与・規制の緩和などが重要である、と発言した。
 その他、高野・佐渡市長、久保田・宇治市長、森・薩摩川内市長等からそれぞれの取り組みについて事例報告、意見交換が行なわれた。