第73回全国市長会議が6月12日、日本都市センター会館において開催された。
<午前の部>
午前10時、総会運営委員長の松尾高知市長が開会を告げ、会長の青木立川市長から開会のあいさつがあった。
引き続き、来賓の小泉内閣総理大臣、片山総務大臣からあいさつをいただいた。
次に、自治功労者として、永年勤続功労者21名、特別功労者3名、永年勤続特別功労者1名が表彰され、被表彰市長を代表して榛村掛川市長から謝辞が述べられた。
次いで、昨年の総会以降に市制を施行した南アルプス市(平成15年4月1日)、静岡市(同4月1日)、山県市(同4月1日)、東かがわ市(同4月1日)、宗像市(同4月1日)、周南市(同4月21日)、瑞穂市(同5月1日)が紹介され、石川南アルプス市長、平野山県市長、中條東かがわ市長、原田宗像市長、河村周南市長、松野瑞穂市長からそれぞれあいさつがあった。
その後、青木会長が議長となり、次のように議事を進行した。
(1)会務報告-配付書類により了承。
(2)平成13年度全国市長会決算 - 配付書類により報告。
(3)平成15年度全国市長会予算 - 配付書類により承認。
(4)支部提出議案 - 1月29日開催の理事・評議員合同会議において決定された全国市長会議開催要領に基づき、6月11日開催の第1~第4委員会に付託審議された86議案について、各委員会委員長(第1・大川奈良市長、第2・本禄北広島市長、第3・星野座間市長、第4・石垣新見市長)から報告があり、いずれも報告のとおり決定した。
(5)役員改選-会長、副会長の改選については、役員選考委員会を設け選考することとし、次の各市長を選考委員に選出した。上野登別市長(北海道支部)、根本二本松市長(東北支部)、酒井福井市長(北信越支部)、斎藤所沢市長(関東支部)、鵜飼春日井市長(東海支部)、中本生駒市長(近畿支部)、中田倉敷市長(中国支部)、松尾高知市長(四国支部)、赤崎鹿児島市長(九州支部)。
以上で午前の会議を終了した。
<午後の部>
午後1時に会議が再開され、次の緊急決議案1件、決議案4件について、各副会長から順次提案理由説明があり、審議の結果、いずれも原案のとおり決定した。
「税源移譲を基軸とした三位一体の改革に関する緊急決議」 (提案理由説明:鵜飼春日井市長)
「地方分権の推進に関する決議 」 ( 同 :有賀松本市長)
「介護保険制度に関する決議」 ( 同 :山下鹿屋市長)
「医療保険制度改革に関する決議」 ( 同 :杉山むつ市長)
「都市基盤の強化に関する決議」 ( 同 :三枝塩山市長)
続いて、午前の部終了後に開催された役員選考委員会における役員改選経過及び結果について、役員選考委員長の赤崎鹿児島市長から報告があり、次のとおり正副会長を満場一致で決定した。
会長 山出 保・金沢市長
副会長 本禄哲英・北広島市長 佐竹敬久・秋田市長 小川竹二・豊栄市長 松浦幸雄・高崎市長 小嶋善吉・静岡市長 中川啓一・洲本市長 三好 章・福山市長 増田昌三・高松市長 伊藤一長・長崎市長
また、理事・評議員及び監事については、各支部からの推薦どおり了承した。
以上で議事は終了し、引き続き、新会長、新副会長からそれぞれ就任あいさつがあり、次いで前役員を代表して、前副会長の杉山むつ市長から退任のあいさつが述べられた。
その後、山出会長が議長となり、青木前会長に対する感謝決議を行い、これに対して青木前会長から謝辞が述べられた。
以上で全国市長会議の全日程を終了した。
総会終了後、正副会長は、初会議を開き、今後の日程等について協議した後、福田内閣官房長官、安倍内閣官房副長官、上野内閣官房副長官、古川内閣官房副長官、片山総務大臣等に対し、あいさつを兼ねて決議の実現方について要請行動を行った。