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化学物質対策に関する要望

化学物質対策に関する要望


　人の健康や生態系に対して重大な影響を及ぼす化学物質に対応するため、国は、次の事項について積極的な措置を講じられたい。

１．ダイオキシン類対策について　
    (1) ダイオキシン類の発生を抑制するため、環境負荷の少ない素材の利用を促進するとともに、ダイオキシン類の発生メカニズムの研究及び排出削減対策の取り組みを推進すること。
    (2) ダイオキシン類に関する環境調査、健康調査等に対する財政措置を講じること。
    (3) ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、施策の着実な推進を図ること。
２．環境ホルモン対策について
    (1) 環境ホルモンの実態調査及び人体･生態系影響に関する試験研究の一層の促進を図り、その情報提供に努めるとともに、評価基準の設定など適切な対応策を早期に確立すること。
    (2) 環境ホルモンの実態調査に対する財政措置を講じること。
    (3) 環境ホルモンとその生体影響について、効率的かつ安全・軽易な計測方法を確立すること。
３．ＰＣＢ対策について
    (1) ＰＣＢ廃棄物について、早急に処理体制を構築すること。
    (2) ＰＣＢ使用安定器の管理のために、十分な財政措置を講じるとともに、保管方法の確立を図ること。
４．化学物質に係る毒性評価についての事業者責任の明確化及び第三者機関による監視体制を確立すること。

　以上要望する。