去る4月、伊藤一長・前長崎市長は、市長選挙の最中に凶弾に倒れた。
我々は、現職の市長が銃撃されたことに対し強い衝撃を受けるとともに、地方自治の進展と住民福祉の向上への決意を等しくする者にとって痛恨の極みであり、衷心より哀悼の意を表する。
選挙期間中の候補者に対する暴挙は、卑劣極まりなく、民主主義の根幹を揺るがすものであり、断じて許すことはできない。また、平穏な市民生活に対する重大な脅威であって、強い憤りを覚える。
その後も銃器を使用した市民生活を脅かす凶悪事件が相次いで発生している。
我々は、違法または不法な不当要求行為、行政対象暴力に毅然として対処するとともに、今回のような事件が二度と起こらないよう、銃器犯罪などあらゆる暴力を社会から根絶し、安全・安心なまちづくりを推進し、市民の意思の体現である地方自治を護ることを、ここに誓う。
以上決議する。
平成19年6月6日
第77回全国市長会議
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