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救急救命士の処置範囲の拡大に関する要望 (平成14年6月13日)

 本会は、自由民主党医療基本問題調査会「救急救命士の業務に関するワーキンググループ」関係国会議員に対し、「救急救命士の業務拡大に関する要望」を提出いたしました。


 

救急救命士の処置範囲の拡大に関する要望


 国はプレホスピタルケアにおける救急救命士が果す役割の重要性を認識し、メディカルコントロール体制の確立と処置範囲の拡大に対応する教育、研修を行なうことを前提とした救急救命士の処置範囲の拡大について、次の事項の実現を図られたい。

1.除細動について
 より迅速に除細動を実現するため、医師の具体的な指示なしでの除細動が可能となるよう、早急に対応すること。また、除細動対象として無脈性の心室頻拍を認めること。

2.気管挿管について
 気道確保について、嘔吐物や吐血が多量な場合等、現在認められている器具で対応できない場合があることから、気道確保の選択肢の一つとして、気管挿管を医師の具体的な指示の下で行なうことを認めること。 

3.薬剤投与について
 薬剤投与については、救命率の向上に大きく貢献するものと考えられることから、医師の具体的な指示の下でエピネフリンなどの数種類の薬剤使用を認めること。

 平成14年6月13日

 

全 国 市 長 会