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牛海綿状脳症(いわゆる狂牛病)対策に関する緊急要望(平成13年10月10日)

 全国市長会は、平成13年10月10日、国に対し「牛海綿状脳症(いわゆる狂牛病)対策に関する緊急要望」を提出しました。


牛海綿状脳症(いわゆる狂牛病)対策に関する緊急要望


 去る9月10日、牛海綿状脳症(いわゆる狂牛病、BSE)の疑いのある乳用牛が確認され、その後の検査により9月21日に当該乳用牛が国内で最初のBSEと診断された。
 BSEの発生は、消費者に大きな不安を与えるとともに、生産農家、食肉関係事業者等への大きな打撃を与えている。
 国においては、当面の緊急対策を実施しているが、なお不安は払拭されておらず、各方面に深刻な影響を及ぼしている。
 よって、国においては、下記事項について直ちに最善の措置を講じられたい。
 


1 感染ルート、発生原因を早期かつ徹底的に解明し、これを踏まえて、発生防止、安全確保のため、関係するすべての事項について法的規制を含めて万全の措置を講じること。

2 上記の措置の内容、安全性その他関連する事項については、正確な情報をその都度速やかに明らかにするとともに、周知徹底を図ること。また、徒な不安を与え、いわゆる風評被害を生ずることのないよう、特に配意すること。

3 生産農家、食肉関係事業者等に対する必要な支援措置は、国の責任において速やかに実施すること。

4 肉骨粉、危険部位の牛肉等の焼却処分については、その責任の所在に配慮しつつ、円滑に処理が行われるよう、国の責任と負担において必要な措置を講じること。

 以上、要望する。

平成13年10月10日

全 国 市 長 会