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牛海綿状脳症(BSE)対策に関する要望

全国市長会の主張 -要望-H14.6



牛海綿状脳症(BSE)対策に関する要望


 畜産業並びに食肉関係事業の健全化を図るため、国は、地域の事情を勘案しつつ、次の事項について積極的な措置を講じられたい。

1.各機関の連携によるBSEの感染ルート及び発生原因を徹底究明し、発生防止並びに安全確保に万全の措置を講じること。

2.消費者等に対する正しい知識の普及、食肉検査等の情報の提供を推進し、国産畜産物の安全性のPRに努め、牛肉需要を喚起する対策を講じること。

3.食肉処理施設及び食肉衛生検査に係る支援措置を拡充強化すること。

4.BSE検査を円滑に推進するため、BSE検査機器等に対する財政措置の拡充並びに地域の実情にあった検査体制の拡充強化を図ること。
 また、家畜個体識別システムの拡充を図ること。

5.牛の背割り前の脊椎除去設備の整備にあたっては全額国の負担とすること。

6.肉骨粉、危険部位、死亡牛等の焼却処理については国の責任において必要な処置を講じ、焼却処理施設設置までの間の処理費用は全額国庫負担とすること。
 また、廃用牛の処理に伴う輸送経費助成金については、地域性に配慮した助成制度とすること。

7.肉用牛経営安定対策について、必要な予算を確保し、生産者の負担を軽減するとともに食肉関連事業者に対する経営安定対策を拡充すること。
 また、と畜解体料が農家負担の増大につながらないよう措置すること。
 BSE対応肉用牛肥育経営特別対策事業や子牛生産拡大奨励事業を継続すること。
 牛肉の円滑な流通を確保するとともに、生産者及び食肉関連事業者に対する経営安定対策を拡充すること。

8.地方自治体が行うBSE関連対策について財政措置を図ること。

 以上要望する。