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34.農林水産業の振興に関する要望

○「決議要望事項」[平成10年11月12日 全国市長会 理事・評議員合同会議決定]


農林水産業の振興に関する要望


 農林水産業の健全な発展と長期的安定を図るため、国は、次の事項について積極的な措置を講ぜられたい。

1. 農業を取り巻く社会経済情勢の変化と新しい時代に対応した食料・農業・農村の実現を図るため、新農業基本法を早期に制定すること。

2. ウルグァイ・ラウンド農業合意関連対策をはじめとする平成11年度農林水産関係予算(特別枠、重点化枠を含む)を確保すること。

3. 米の安定供給及び価格安定のため、緊急生産調整推進対策を円滑に推進するとともに、必要な関係予算を確保すること。
  また、事務の簡素合理化を図ること。

4. 中山間地域等条件不利地域の振興に資する施策の充実を図ること。

5. 農村総合整備事業の充実を図るとともに、財政措置を拡充すること。

6. 農業生産基盤の整備を推進するため、土地改良事業の充実を図るとともに、財政措置を拡充すること。

7. 農業集落排水事業を推進するため、関係予算を確保すること。

8. 農地・農業用施設等における災害発生を未然に防止するため、農地防災対策事業等防災対策の推進を図ること。

9. 農業経営の健全化を図るとともに、農業後継者の育成対策の拡充を図ること。

10. 農業公園等農業への理解を深めるための各種施策に対する税財政措置を拡充するとともに、同施策に係る施設建設の迅速化のため、農振法等の弾力的運用を図ること。

11. 食品の安全性を確保するため、輸入食品を含めた食品表示の適正化を図ること。
  また、遺伝子組替え食品については、食品の安全性に関する情報を公開するとともに、表示の義務づけを図ること。

12. 松くい虫の被害を防止し、松林の保全を図るため、強力な防除対策を講ずるとともに、平成11年度松くい虫防除対策関係予算を確保すること。

13. 水産業を取り巻く社会経済情勢の変化と新たな海洋秩序に対応した諸施策を積極的に推進するため、平成11年度水産関係予算(特別枠、重点化枠を含む)を確保すること。

 以上要望する。