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29. 道路・街路の整備促進に関する要望

○「決議要望事項」 [平成9年6月4日 第67回全国市長会議決定]



29.道路・街路の整備促進に関する要望
 
 健全でゆとりある都市生活を支える基盤施設である道路及び街路の整備促進を図るため、 国は、 次の事項について積極的な措置を講ぜられたい。
1. 平成10年度を初年度とする新たな道路整備計画を策定するとともに、 所要の投資規模を確保すること。
  また、 平成10年度道路関係予算を確保し、 国庫補助制度の拡充を図ること。
  なお、 11次道路整備五箇年計画については、 着実に推進すること。
2. 現行の揮発油税、 自動車重量税等の道路特定財源制度を堅持し、 その全額を道路整備に充当すること。
3. 高規格幹線道路・地域高規格道路等の整備促進を図るため、 必要な国費・事業費を確保するとともに、 整備の遅れている地域の路線に重点を置き、 早期に事業着工・完成を図ること。
  また、 交通拠点へのアクセス道路及び都市の環状道路等の整備を促進し、 道路ネットワークの強化を図ること。
  さらに、 地域一体振興整備事業等により、 道路と広域物流拠点の一体的な整備促進を図ること。
  なお、 高速自動車国道など有料道路の整備にあたっては、 現行の全国料金プール制度を堅持すること。
4. 街路事業 (土地区画整理・市街地再開発等を含む) に必要な国費・事業費を確保するとともに、 国庫補助制度の拡充を図ること。
  また、 土地区画整理事業を円滑に推進するため、 税制上の優遇措置を充実すること。
5. 地域の振興、 生活環境の向上等に資するため、 地方道整備に必要な国費・事業費を確保し、 緊急地方道路整備事業を引き続き実施するとともに、 事業の充実を図ること。
6. 平成10年度を初年度とする新たな積雪寒冷特別地域道路交通確保計画を策定するとともに、 所要の投資規模を確保すること。
  また、 近年の凍結路面問題に対応するため、 増嵩する消融雪施設等の維持管理費の低減に向けた省エネルギー対策等の融雪対策を充実すること。
  さらに、 雪寒機械整備に対する国庫補助制度の拡充を図ること。
7. 災害に強い国土構造を形成するため、 代替性・多重性に配慮した広域的な幹線道路ネットワークの整備、 橋梁等の耐震補強を実施するなど道路防災対策の促進を図ること。
8. 道路交通事故の実情が依然として厳しい状況にあることに鑑み、 第6次特定交通安全施設等整備事業五箇年計画に基づき、 交通安全施設の整備促進を図り、 総合的な交通安全施策を推進すること。
9. 高度通信社会への対応、 都市景観の向上、 災害に強いまちづくりに資するため、 電線類地中化を着実に推進すること。
 
 以上要望する。