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岡﨑・高知市長が「第4回国民健康保険制度の基盤強化に関する国と地方の協議」(国保基盤強化協議会)に出席(平成26年8月8日)

 8月8日、厚生労働省政務三役と地方代表による「国民健康保険制度の基盤強化に関する国と地方の協議」が開催され、現時点での議論の整理として「国民健康保険の見直しについて(中間整理)」を了承した。本会から岡﨑・高知市長(国民健康保険対策特別委員長)が出席したほか、全国知事会から福田・栃木県知事、全国町村会から齋藤・井川町長が出席した。

 冒頭、田村・厚生労働大臣から、①医療保険のセーフティネットである国保を持続可能にしていくことが重要な課題である、②国保の財政基盤を更に強化しつつ、都道府県と市町村の役割分担を検討し、都道府県が財政責任を担うことにより、保険財政の安定化、保険料の平準化、保険者機能の強化等を図る必要がある、③財政基盤強化の財源について心配をいただいているが、我々としても財政上の構造的問題の解決にしっかりと対応していく必要があると考えている、④財政基盤強化の具体策や役割分担等を含め、真摯に地方の意見を伺い、納得いただける形で改革を進められるよう最大限努力したい等の発言があった。
 岡﨑・高知市長からは、国保の見直しについて、①早急に財政基盤強化の具体策を示していただきたい、②平成26年度決算でも更なる赤字の累積が見込まれるため、保険者への財政支援1,700億円を早急・確実に実施していただきたい、③後期高齢者支援金の全面総報酬割の導入により生じる財源について、国の責任において国保の財政支援への活用を決定していただきたい、④国保の都道府県営化は制度開始以来の大改革であり、システム構築に要する時間や労力を勘案し、早期に制度の枠組みを決める必要がある、⑤国保が崩壊すれば地域包括ケアシステムは崩壊することから、国民皆保険の最後の砦である国保を守りつつ地域包括ケアシステムを構築していく必要がある等の発言を行った。
 最後に、赤石・厚生労働大臣政務官から、今後、ご了承いただいた中間整理に沿って議論を深めることとし、年末までを目途に結論を得て、必要な法律案を平成27年通常国会に提出することを目指す等の発言があった。

【資料】
 資料 国民健康保険の見直しについて(中間整理)
     国保基盤強化協議会の中間整理のポイント
 参考 参考資料

田村・厚生労働大臣

田村・厚生労働大臣
 

岡﨑・高知市長

岡﨑・高知市長